2014年某月 人の死期を占う
つい最近
仕事柄、人の死期について善く質問を受けます。
他の占い師や霊能者に
『貴方はいつ亡くなります。』
『誰々はいつまでに亡くなります。』
など。言われたのですが本当ですか?
と巡りめぐって訊ねられます。
本当に困ってしまいます。
確かに様々な占い師や霊能者の多い昨今
伝える方もいるでしょうが人の死期を聞く必要があるのでしょうか?
人の死期を伝える事は必要な事なのでしょうか?
私達、霊能者は神ではありません。ただの伝達者です。
今まで御縁のあった先生方は
神ではない一個人の占い師や霊能者が死期を伝えるのはタブーだと教えを頂いてきました。
また、高次元の存在の神様達は人の死期を予言、伝える、気になる事は潜在意識の恐れや魔物の仕業と教えを頂きました。
必要な事のみ高次元の神々は伝えてきます。
今、必要な事だけです。
全ては教えて頂けません。なぜなら、学びのヒントを与えて下さるのみで全てを伝えるという事は、本来の学ぶ事柄をも省いてしまう事になるからです。
まして、死期を教える事は殆どありません。
実際、ドクターに余命告知をされた方でも長生きをされたり、完治されたりしています。
現に私の父親も余命数ヶ月の白血病を骨髄移植をすることなく約数ヶ月で完治し今では仕事に趣味にと人生を楽しんでいます。
人の死期は占い師や霊能者、ドクターが決める事ではありません。
ドクターも医学の見解からの意見で経験とデーターを元に余命を告知されています。
高次元の存在の神は基本伝達者にも死期を伝える事はありません。最後まで沢山の事を学び還って欲しいと願っているからです。
人は亡くなられたら終わりではありません。
遺された方は次の環境への個々のスタートでもあります。
それが亡くなられた方が個々の中で生きるという事です。
それでも心の準備は常に必要な事です。誰にでもいつか死を迎えます。だからこそ、1日1日を大切にして欲しいのです。最期の最期までです。
道元師の言葉にも
『人生には定年はありません。老後も余生もないのです。死を迎える。その一瞬までは人生の現役です。人生の現役とは自らの人生を悔いなく生き切る事です。そこには老いや死への恐れはなく尊く美しい老いと安らかな死があるばかりです。』
必死に病気や環境と闘ってる方が沢山おられます。
現実をしっかり見極めて下さい。
大病を患ってる相談者様の言葉が胸を打ちました。
『けして楽な人生では無かったけれど大病になってから人様の幸せを祈れるようになりました。人様の幸せを喜べるようになりました。』
病気に負けたと言う方がいますが、そうは思いません。何が大切で何が大事かを学んだ事になります。病気を患う事は全てマイナスではありません。
友達が病気になっても、家族が病気になったとしても貴方に出来る事は、死期を確認する事ではなく人を責めず自分を責めず自分に出来る事をやり、一生懸命に生きる事です。
病気や怪我はマイナスな事ではありません。必ず学びがあります。
病気や怪我は本人だけでは無く周りの方々も必ず学びがあります。
その学びをお伝えする事が私達伝達者の仕事だと思っています。
訪れた相談者の中には某霊能力者に云十万を支払い闘病中の父親の死期を視て貰った方がいました。余命は一ヵ月。その日から不安が襲い鬱になり、精神的に病んでしまい、私と御縁を頂きました。
鑑定中も髪をむしり、爪を噛み、手の皮を剥ぎ、その皮を食べるなど奇妙な行動をとっていました。不安から低級霊を引き寄せていました。
余命を某霊能者に鑑定して頂いてから、数ヶ月たっていますが、お父様は亡くなられてはいません。
先日、採れたての野菜を持ってお礼に来られました。
『先生、ありがとうございます。』と笑顔を見せて頂きました。
実父の様態はあまりよくありませんが、心にゆとりができ、畑でとれた野菜を親父に食べさせてあげたいと微笑んでくれました。
何も言わずお互いに合掌しました。
本当に良かったと思っています。
改めて
不安の毎日は全ての波長を下げ周りにも善い影響は与えません。
例え死期が分かったとして穏やかな気持ちになりますか?
幸せな気持ちになりますか?
不安や悲しみが襲いますよね?
死期を聞く、伝えると言う事は、不安感を引き寄せるマイナスな要因に過ぎません。
希望の光は近くにあるのにといつも思います。
私が言うのも可笑しな話ですが占い師、霊能者は不安への橋渡しはお止めください。
憑きもを祓い、今やるべき事をお伝え光あるものにしてください。
道しるべとは不安感の煽りではいけません。
願掛けは占い師や霊媒師にするのではなく御先祖様や神様に御祈りして下さい。
占い師や霊媒師、霊能者は神様ではありません。
道しるべが私達の役目であり死期の烙印を押す事ではありません。
相談者の方にも告げる事なのですが、
私達、霊能者に相談する前に周りの方に相談できる信頼関係を築いて欲しいと願っています。
まだまだ、寒い日が続きますが御自愛下さい。
ありがとうございました。